不眠症になる体とは
不眠症の原因とは
一般的に不眠の原因は、よくない睡眠環境(体に合わない寝具、慣れない寝具、騒音など)、ストレス過剰(悩み、心配事、恐怖、興奮など)、過食、薬、腰痛など体に痛みがある時などが不眠の原因と言われています。また自律神経が乱れ、昼の交感神経から夜のリラックス時に優位になる副交感神経への切り替えがうまくいかないことが多いとされています。
不眠の心理的な影響
眠りは心理的な影響を受けます。心配事があるとなかなか眠れないものです。また「何時間眠らなければ」「何時だから寝なければ」など考えれば考える程、眠れないものです。睡眠は量より質であることを理解するべきだと思います。睡眠時間が少ないわりにスッキリ起きられたことや、十分な睡眠時間を取ったにもかかわらずに眠かったりすることはあります。あまり時間にとらわれずに眠くなったら寝ればよいです。
1.睡眠時間を決めている
人間は疲れをとるために眠るのですが、昼間一日家にいて動いていないのにたくさん睡眠を取ろうとしたり昼寝をしているのに、いつもと同じ時間に寝ることが難しいことは当然です。眠たくもないのに時間が来たから寝ようとすると、時計を気にして逆にどんどん目が冴え眠ることが難しくなりますので不眠症だと思ってしまうことがあります。
2.~時間寝ないと調子が悪いと思い込んでいる
睡眠は量より質の問題です。たくさん寝ればそれだけ体力が回復することもありません。
寝すぎてかえって身体がだるく感じたり、前の日に体力的に疲労した日やストレス発散できた日の次の朝は睡眠時間が少なくてもスッキリしている事ありませんか?それは質のよい深い睡眠がとれたということです。睡眠は量より質の問題です。
3.昼寝をしっかりとっている
働いている人は昼寝をしても夜寝ることは難しくないと思いますが、昼間あまり動いていないのに昼寝をしている人は夜寝むれなかったり、睡眠が浅くすぐに目が覚めてしまうことは当然のことです。昼寝から悪循環になり不眠症の原因になることもあります。
4.長期間睡眠薬に頼っている
睡眠薬に頼る期間が長いと自律神経が薬でコントロールされていたという事になるので、自律神経は当然、正常に身体の本来のリズムで働きにくくなり不眠症の原因になります。
また無意識にでも「薬を飲んでいないから眠れない」と思い、不眠になりやすくなります。睡眠薬は常用するとなかなか手放せなくなってしまい慢性疲労感が起こり質のよい睡眠がとれなくなります。
5.身体が痛い、力が抜けない
体の部分的な疲労(例えば目や肩や腰など)のために横になってもうまく体の力が抜けずに寝付けなかったり、質のよい睡眠がとれないことで不眠症だと感じてしまう人がいます。また腰痛や肩の痛み、股関節の痛みなどの体の歪みが強く、寝付けなかったり途中で痛みで目が覚めてしまい、よい睡眠がとれないこともあります。
質のよい睡眠をとるには
1.疲れること
日中に家事でも運動でも体を動かして疲れるようにして昼寝をしないことです。体が疲れれば眠たくなります。日中に動いてもないのにゴロゴロして食べるだけ食べていればエネルギーが余って睡眠の質が悪くなるのは当然です。そして時間にとらわれずに眠くなった時間に寝ればよいです。
2.睡眠薬の使用を控える
薬は便利なものですが安易に常用すると薬を飲まないと働かない体になってしまい、自律神経の働き悪くさせてしまい本当の不眠症の原因になってしまいます。薬は急激にやめると激しいだるさなどの離脱反応がありますので徐々に少なくすることが重要です。
3.身体の緊張をとる
体の部分的な疲労は慢性化しますと体全体の慢性的な疲労感や倦怠感と感じます。定期的に疲労をとり除くようにしましょう。また猫背など姿勢が悪いと呼吸が浅い人は質のよい睡眠がとれにくくなります。
4.その他、効果的な睡眠への誘導
・夜はカフェインの摂取を控える
・寝る前に深呼吸を繰り返す
・寝る1時間前からパソコン、携帯の操作はやめる
・寝る前に間接照明にする
・寝る直前に食べない
寝ても疲れが取れない身体とは
寝ても疲れが取れない・・
こういった慢性的な疲労感を感じている方は
質のよい睡眠が取れていないということです。
寝ても疲れがとれない人は、疲れが慢性化し体がゆるみにくくなっています。体の一部に緊張部分があり横になっても力が抜けていません。体の筋肉が緊張している事は脳も緊張しているという事です。
このような体になっていませんか?
- 猫背を指摘される、自覚がある
- 呼吸がしにくい
- 仰向けで寝るのが苦手
- 胃腸の調子が悪い
- イライラしている、不安感がある
- 頭痛、吐き気、めまいがある
整った体は、体が「ゆるむ」「緊張」を自在にコントロール出来ますが、歪んだ不整体の身体であると体をゆるめる(休める)ことが出来なくなってきます。不整体で体の「ゆるむ」「緊張」がコントロール出来なくなる原因は大きく分けて二つの原因があると考えます。
1.自律神経が乱れた場合
自律神経が乱れたときの主な症状疲労感、倦怠感、めまい、立ちくらみ、不眠、、眠気、
食欲不振、体のほてり、イライラ、不安感など自律神経は活動時に優位になる「交感神経」とリラックス時に優位になる「副交感神経」があり、それぞれ正反対の働きがありますが、「交感神経」と「副交感神経」がバランスよく働くことで健康が維持されています。ストレス社会では多くの方が交感神経が優位な状態が続き、リラックス出来ずに慢性疲労となり寝ても疲れがとれない体になっています
2.身体的な歪みや偏り
背中に張りが強く、背骨(背中)が硬くなってくると横になっても身体は力を抜くことが難しくなり、寝ても体がゆるまない状態になってきます。最初は一部の疲労でも慢性化すると徐々にその疲労が広がり体全体の疲労感として感じられます。寝ても疲れがとれないリラックス出来ない体になってしまいます。
その他
薬による慢性疲労
よく体調が悪い方は消炎鎮痛剤やステロイドを使っている方は多いですが、これらの薬は飲み続けることで交感神経が緊張状態になりますので睡眠の質が落ちます。また睡眠薬に頼っていると睡眠薬がないと眠れなくなります。頭でも薬を飲まないと寝れないと思い込んでしまうものです。
寝室の環境
寝室が寒かったりうるさかったり、植物がたくさんあるなど寝る環境がよくないと良い睡眠がとれず寝ても疲れがとれません。
眠りが浅くなる体とは
腰の一番上の骨、腰椎一番が硬直していると体は横になっても力を上手く抜けずにリラックス状態になりにくくなります。
背中の緊張が抜けないのでよい睡眠がとれません。腰椎一番が硬い方の特徴は体を反った時に腰が痛かったり硬かったりします。背骨の弾力がなくなっていますので反ることが出来ないのです。精神的なストレスでも腰椎一番は硬くなります。
また睡眠前に目を酷使しますとよい睡眠がとれにくくなります。最近ではスマートフォンを寝る前に見てから寝る人も多いと思いますが睡眠の質が下がります。
バランスを整えることは血流・自律神経の働きを正常にします
当院では痛みなく体のバランスを整えていきます。バランスがとれ整った体になると睡眠の質がよくなります。
腰痛がひどい人や体のバランスを崩している人は仰向けで寝ることが苦手ですが、体が整いますと仰向けが楽になってきます。
今まで仰向けで寝れなかった人が「仰向けで寝れるようになった」と喜ばれています。
体のバランスを整えることは、血流・神経の働きを正常にすることです。体の歪みからシビレなどの神経痛が出るように、背骨が歪むと神経が正常に働かなくなります。体の歪みや自律神経の乱れを感じている方はご相談下さい。
整体の効果には個人差があります。