膝痛
「加齢のせいだから・・」
「体重が増えたから・・」
と膝の痛みの原因を思いこんでいませんか?
年配の方でも膝の痛みがなく元気に動いている方はいますし、
太っていても膝の痛みがみんなある訳ではありません。
膝の痛みは自然現象のようにとらえている方は多いですが
膝を痛めた原因は必ずあります。
膝痛を起こす原因
原因①:腰椎、股関節の異常による膝痛
腰は足への神経の元でありますので、腰椎の変異や強張りなどで
神経・血流の流れが悪くなることで膝関節周囲の筋肉が硬くなってきます。膝関節が悪くなってくると膝のお皿が動かなくなり、少し歩いた時の衝撃で膝に負担がかかり痛みやすくなります。
原因② : 閉経後・産後の骨盤の低下により起こる膝痛
閉経後は骨盤が下がり、足の外側に重心がかかります。
骨盤が下がると徐々に体重が外側にかかってきます。
日本人は骨盤が下がりやすいですが、特に歳を重ねると
骨盤低下、外側重心が強く出てきます。
また産後に骨盤が戻りきらず開いていると外側重心の傾向になります。外側に重心がかかるとO脚になりやすくなります。O脚は膝関節の内側が潰れてきますので関節が狭くなり膝痛になりやすくなります。
原因③: 動き方、運動不足、足の冷えによる血流不良
関節のクッションの役割をしている軟骨は血液から運ばれる栄養で弾力性がある軟骨を維持しクッションの役割をしています。
ところが運動不足や冷えにより血流が悪くなると、軟骨細胞が酸欠になると弾力性がなくなり潰れてたり剥がれ落ちます。剥がれ落ちた破片が痛みや炎症の原因になります。
原因④ : つま先からの着地する歩き方や動き方
下山するときはどうしてもつま先に体重が乗りやすく、膝がガクガク(膝が笑う)した経験がある方は多いと思いますが、同じことが歩き方の癖、階段の下りやスポーツ時、ヒールを履いている時などに起こっています。
つま先から着地すると体重が膝下の膝蓋靭帯に負担がかかり、体重の2~3倍の圧がかかります。路面がコンクリートだったり歩くスピードが速ければ負担は大きくなります。スポーツでもつま先に重心がのり踵が浮いた状態は足首や膝に負担がかかります。
原因⑤ : しゃがむ動作をしなくなった生活
現代社会では和式から洋式トイレ、和室から洋室などの変化により
「しゃがむ」という動作をしなくなっています。人によってはもう何年も正座をしていない。という人も少なくありません。「しゃがむ」動作をしなくなったので足首、膝関節の柔軟性がなくなって徐々に足首や膝関節が硬化してきます。
原因⑥:高血糖
高血糖だと膝痛の原因となる軟骨が潰れたり関節が変形しやすくなります。軟骨は軟骨細胞から出来ていますが、軟骨は血液から栄養と酸素を受け取ってコラーゲンとプロテオグリカンを作っています。
コラーゲンとプロテオグリカンが滑らかな弾力性がある関節を維持するためには必要なのです。高血糖になると血管が硬くなり、その結果膝の軟骨に運ばれる血液が少なくなり、栄養と酸素が不足して軟骨の弾力性が低下して軟骨が潰れたり変形して膝の痛みが起こりやすくなります。
原因⑦:アスファルトからの衝撃
アスファルトからの衝撃は膝へ負担がかかってきます。特にジョギングなどしている方は膝痛にならない為になるべく土の上を走ったり、クッション性のよい靴を履きましょう。
その他の考えられる代表的な膝痛の原因
関節リウマチ
主な症状は手足の関節が炎症を起こして痛んだり変形してしまうことです。初期症状は朝起きたときに、特に手の指の関節の動きが悪くなったり、指がこわばったり腫れたりすることがあります。一般に手の指や手首から全身に広がっていきますが、人によってはこの炎症が膝から始まることもあります。
化膿性関節炎
関節に細菌が入り込んで炎症を起こします。症状は関節に熱をもって赤く腫れ上がり、非常に強い痛みを感じます。この状況が続くと関節近くの骨が破壊されてしまう場合もあります。膝の痛みだけではなく、発熱や全身の倦怠感、食欲不振といった全身症状が出ることもあります。
スポーツによっておこる膝の痛み
スポーツによって起こる膝の痛みには大きく2つに分かれます。一つは急な方向転換やジャンプ、着地などで膝に外傷的な傷害を起こす靱帯損傷や半月板損傷、膝蓋骨脱臼などです。
もう一つはランニングやジャンプなど繰り返しの動作を繰り返す事で起こる膝関節の障害で、走り過ぎで起こるランナー膝、ジャンプのし過ぎで起こるジャンパー膝、成長期の子供に多いオスグッド・シュラッター病などがあたります。
当院の膝痛への施術
膝の痛みの原因は膝関節そのものだけを見るわけではなく、腰や骨盤、股関節、足首など全体を見ていきます。原因は人によって様々ですが、例えば腰や骨盤から体が傾いていて膝痛になっていたり、足首が硬くなって膝痛になっていたり、腰や骨盤からの血流・神経の流れが悪く膝痛になっていたりするからです。
これらの原因で膝の痛みは慢性化すると徐々に膝のお皿周辺の筋肉が硬くなってきたり、筋力低下により萎縮してきます。触れば膝関節が悪いですが膝関節だけの調整では良くならなかったり、一時的に楽になってもすぐに戻ってしまいます。
当整体院の施術の特徴
① 痛い怖い整体ではありません
当整体院の施術は痛みはありません。呼吸運動を使い最小の力で最大の効果を引き出す施術法です。また力を使った整体ではありませんので、体が施術の刺激を受け入れやすく歪みがもとに戻りにくい特徴があります。
② 毎回検査を行い、その時の最適な施術をします
当整体院は毎回、前回からの体の変化をお聞きしてから検査をして整体していきます。その時に最適な施術をしていきます。
喜びの声の一部をご覧ください
正座が出来るまで回復しました
※ 個人の感想であり効果を保証するものではありません。
膝の痛みは消えていてビックリ!


※ 個人の感想であり効果を保証するものではありません。
痛みが少なくなっている不思議さを感じた

※ 個人の感想であり効果を保証するものではありません。
膝痛のQ&A
Q.膝が痛いときは、
温めたほうがいいのか?冷やしたほうがいいのか?
A「寒くなると膝が痛む」「体が冷えると膝が痛む」といった声をよく聞きますが,体は冷えると、筋肉もこわばり、血行も悪くなり膝痛を感じやすくなります。
特に「膝の皿」と呼ばれる膝蓋骨は周辺と比べて2・3度低くなっています。
慢性期には、膝は温め血行を良くして筋肉を和らげることが大切です。
ただし、打撲や捻挫、激しいスポーツなどのあとの炎症や腫れがある時は温めると痛みが強くなります。このような急性期には冷やすことで、血管が収縮して痛みに鈍感になりますので炎症や腫れが抑えられて痛みを軽減することができます。
A一般に「膝に水がたまる」ことを関節水腫といい、変形性膝関節症が原因のことが多いと言われています。他にもリウマチ、痛風、病原菌が原因で水が溜まることはあります。
この水とは?関節の表面は軟骨に覆われ外側には関節を包む関節包という袋があります。この関節包の中に関節液は関節内の滑膜という組織で作れ、軟骨の栄養と潤滑油の役割をしていますが老化と共に軟骨がすり減ってきて変形すると滑膜が炎症します。
滑膜が炎症しますと関節液の分泌が必要以上に分泌され、関節液がどんどん溜まり、いわゆる「水が溜まる」という症状になります。膝に水がたまり炎症が起き痛みがひどい時は水を抜いたほうが楽になります。
「一度水を抜くと癖になる」「溜まりやすくなる」と言われていますが、炎症などの根本的な原因を取り除くことがない限り、水を抜いても一週間くらいまた溜まってしまいます。水が溜まると痛みが強くなったり、曲げにくいなどの症状にもなります。
病院では水を抜いて注射することがあります。ステロイドは強い薬ですので痛みがすぐに和らぎますが一時的で長期に使うと関節軟骨や骨に悪影響が出ます。最近は主にヒアルロン酸製剤の注射が多いようです。
これも痛みの軽減されるかもしれませんが、関節内の処置は感染につながる危険があるようですので、その後の処置が必要になります。特に糖尿病の方は注意が必要だそうです。
A肥満は解消したほうがよいと言われていますが、当院では膝痛と体重はほとんど関係ないと考えます。膝は上半身の重みを支えながら運動が行われる関節ですので上半身に余分な力が加われば、それだけ膝の負担は多くなりますが、問題は膝にどうように負担をかけているかです。前に重心があると膝のすぐ下で衝撃を受け、膝痛の原因になります。山を登る時、登る時より、下る時のほうが膝に負担がかかる事はほとんどの人が感じられるように膝の下に衝撃が入ると膝を傷めます。
人間の体は年をますことに新陳代謝が低下し、肥りやすくなります。ちょうどそのころに関節軟骨の変形摩耗も起こってくることが多いですが体の使い方が問題です。肥満は特に内臓に脂肪をため込んだ「内臓型肥満」が膝痛には悪いといわれています。
体重を落として痛みが和らぐ人もいますが、痩せたからといって症状がよくなるとは限りません。気を付けなければいけない事は減量をするあまり、食事をおろそかにして栄養が偏ってしまうと悪化する可能性もあります。
膝を衝撃から守るクッションの役割をしている軟骨は栄養から出来ています。日ごろからウォーキングなど軽い運動を心かけて、膝に負担をかけない生活を心がけて少しずつ減量していくとより膝痛が早くよくなるでしょう。
Q膝に痛みがあるが、
どの程度になったら整体を受けたほうが良いか?
A膝に限らず、股関節の痛みや足首の痛みなどの下半身の痛みは、歩くときに痛みの出ている足をかばう為に体のバランスを崩し、骨盤や背骨が歪み、腰痛や肩こりがひどくなったり、最初は膝だけの痛みが体のあちこちが痛くなってくる方が多いです。
体をかばうようになってきたら早めに整体を受けることをお勧めします。慢性化すれば良くなるにも時間がかかりまし、痛みがひどくなりますと生活にも支障が出てきたり、手術しなければならない程の変形した膝にもなってしまいます。
膝は体重が増えたから歳をとったからしょうがないと考えずに悪くなった原因が必ずありますので原因を取り除く必要があります。
A膝が痛いからといって、いつまでも安静にして動かないでいると筋肉を使わないので血流が悪くなりますので、関節の動きが悪くなり足はすぐに細くなってさらに動けなくなってしまいます。
筋力の低下は変形性膝関節症に移行しやすくなります。無理な運動はする必要はありませんが、少し無理してでも筋肉を使うように歩きましょう!歩くのが困難な場合は太ももの筋肉を寝ながらでも座りながらでも鍛えましょう。
寝ながらや座りながら、片足づつ上げ、太ももの筋肉を意識しながらゆっくり上げていきます。早くよりゆっくりのほうがより筋肉がつきます。最初は無理せずに出来る回数をこなし徐々に回数を増やしていきましょう。